個人事業者の確定申告には帳簿の作成と保存が絶対条件である

 

年末が近づいてくるにつれて、確定申告に関する相談が増えてきています。

その中でも多いのが「確定申告のために何を準備しておけばいいか?」という相談です。

 

毎年確定申告していたとしても、年に1回のことなのでなかなか覚えきれないようです。

確定申告の内容により準備すべきものは多少異なりますが、絶対に準備しなければならいものがあります。

 

それが、帳簿及び領収書・請求書などの書類です。

 

確定申告のために準備しておくべきもの

個人事業者は、確定申告のために帳簿及び領収書・請求書などの書類を準備しておかなければなりません。

これらの書類をもとにして、決算書や申告書を作成していくことになります。

 

正確な税金を計算することはもちろんですが、経費を認めてもらうためにも、しっかりと準備しておきましょう!

 

そして、確定申告が終わってから保存することができるようにまとめておくことも大切です。

資料を収集する段階から、保存することまで考えておくとあとが楽になります。

 

帳簿の作成について

個人事業者が確定申告するためには、その申告方法に関わらず、絶対に帳簿を作成しなければなりません。

ただし、作成すべき帳簿にも2種類あるので、自分はどちらに該当するのかしっかりと確認しておきましょう。

 

白色申告・青色申告の10万円控除

白色申告又は青色申告でも10万円控除の場合は、簡単な帳簿を作成するだけで構いません。

具体的には、いつ、いくら、何にお金を使ったかがわかれば問題ありません。

 

 帳簿に記載すべき事項

7/15 1,000円 ホームセンター 文房具

特に書式が定められているわけではありませんので、手書きでも、Excelでもしっかりと内容が記載されていればOKです。

 

また、経費だけでなく、売上についても、自分が発行した請求書と入金をしっかりと合わせておきましょう。

 

売上が正しく申告されているかどうかは、税務調査があった時に必ずチェックされます。

税務調査で税務署が徹底的に調べる3つのポイントを知っておこう

 

青色申告の65万円控除

青色申告の65万円控除を適用している場合には、複式簿記による会計帳簿の作成が必須となります。

 

つまり、会計ソフトを使用して帳簿を作成しなければならないということです。

 

個人事業者が自分自身でこれを作成するのは、そこそこ難易度が高いです。

クラウド会計ソフトという便利なソフトもありますが、できれば税理士に相談するようにしましょう。

 

クラウド会計ソフト導入による7つのメリットを税理士が徹底解説

税金で損をしないためにも起業したらなるべく早く税理士に相談しよう

 

帳簿の保存について

白色申告にしろ、青色申告にしろ、作成した帳簿は必ず保存しておかなくてはなりません。

税務調査が来た時の証拠書類にもなりますし、消費税法では、その保存が義務付けられています。

もし、保存されていない場合には、経費として認めてもらえないこともありますので、きちんと保存しておきましょう。

 

領収書・請求書などの保存について

帳簿と同じように、領収書・請求書などについてもきちんと保存しておかなくてはなりません。

たとえ帳簿がきちんと保存されていたとしても、領収書・請求書の保存がない場合には、経費として認めてもらえる可能性が低くなりますので、必ず保存するようにしておきましょう。

 

領収書の整理・保管の方法をひとりクラウド税理士が伝授しますという記事で領収書の取り扱いについて詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

 

まとめ

個人事業者の確定申告には、帳簿の作成と保存が義務付けられています。

絶対に欠かすことができないものなので、しっかりと準備しておきましょう。

 

また、青色申告の65万円控除の適用を受けるならば、早めに準備しておくことをオススメします。

個人事業者の確定申告の準備は10月がベストタイミングである

 

事業の規模、確定申告の内容にもよりますが、一度税理士に相談しておくと安心です。

 

正確な帳簿を作成して、領収書・請求書などと一緒にきちんと保存しておきましょう!

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