経理業務を効率化するためのコツは毎日10分間の小さな積み重ね

 

個人事業者であれ、法人であれ、事業を行なっていくためには経理業務は避けて通れないものです。

しかし、経理業務は面倒で退屈な作業の繰り返しです…

そして、面倒くさいからという理由で放ったらかしにしてしまい、さらに面倒くさくなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。

今回は、この経理の負のスパイラルから脱却するための方法をご紹介します。

具体的には、

経理の負のスパイラルから脱却する方法
  • 経理に対する考え方を変える
  • 毎日10分間だけ経理を続けてみる

というとても簡単でシンプルな方法です。

この方法を実践していくだけで、

経理を効率化して経営に役立てる
  • 経理の本当の目的を理解することができ、経理を経営に役立てることができる
  • 面倒で退屈な経理業務を効率的に行うことができるようになり、効率化できれば面倒な作業ではなくなる

ということを実感していただけますので、ぜひチャレンジしてみましょう!

 

経理の本当の目的

経理の目的は決算や税務申告のためのものではない

みなさんは、経理の本当の目的をご存知でしょうか…

誤った経理の目的
  • 決算書を作成して金融機関などに提出するため
  • 申告書を作成して税務申告をするため

このように考えていませんか。

決して間違いではありませんが、本当の意味での正解ではありません。

経理の本当の目的とは読んで字のごとく、経営を管理することです!

つまり、

正しい経理の目的
  • 今いくら儲かっているのか
  • お金をいくら使えて、いくら残しておかないといけないのか
  • 今後の事業展開をどのようにしていくのか

ということを考えるためのものです。

決算書・申告書を作成するための単純で面倒な作業だけではありません…

経理の本当の目的を理解できていれば、面倒くさいから後回しにしようという考えは持たなくなるはずです。

なぜなら、経理により出てきた数字とにらめっこすることで経営の役に立てることができるからです。

まずは、経理の本当の目的を理解して、考え方を変えることから始めていきましょう!

 

経営を管理するということ

経理の本当の目的は、経営を管理することだと言いましたが、それはどういう意味でしょう…

例えば、新たに事業を始めるため、市場調査をして、その結果をもとに広告を出したり宣伝活動をする。

そして、狙ったお客様にその商品やサービスを提供する。

この一連の流れを経営と言います。

しかし、経理は経営を管理することです。

日々流れ続ける経営をある一定の時点で数値化して、それを分析、評価、改善するということです!

この数値化するということが非常に大切なのです。

経営の実績を振り返る
  • 商品を提供したお客様が喜んでくれて、自社の商品を何度も購入してくれる
  • 売り上げも順調に伸びて、金融機関からの評価も高い
  • しっかり納税して、内部留保を分厚くできる

これだけで終わらせてはいけません…

それによってどのくらい儲かったのかということを、最も客観的で公平なお金という数値に置き換えて評価・分析・改善する必要があるのです!

いくらの資金を投下して、いつ、いくら儲かるのかというところまでの落とし込みができてようやく経理の本当の目的が達成されるのです…

このような考え方を持つことができたなら、経理に対してただの面倒くさい作業という思いはなくなっていることでしょう。

 

経理業務を効率化するためのコツ

毎日コツコツ作業することが重要

では、実際に経理を経営に役立てるための方法をご紹介しましょう。

経理を経営に役立てるためには、経理業務を徹底的に効率化することが一番の近道です!

経理の本当の目的は経営を管理すること、すなわち、お金という数字で業績を評価・分析・改善することなので、そこに至る作業を徹底的に効率化する必要があるのです。

そのための具体的方法は、毎日するということです!

なぜ、毎日しなければならないのか…

これは、冒頭でお話しした経理業務の負のスパイラルから脱却するためです。

経理業務を毎日することで負のスパイラルから、正のスパイラルに転換していく必要があります。

経理の正のスパイラル
  1. 毎日する
  2. 慣れてくる
  3. 処理スピードが早くなる
  4. 効率化できる
  5. だんだん数字が読めるようになる

簿記を勉強したことがある方は聞いたことがあるかもしれませんが、「簿記は習うより慣れろ」です!

とにかく毎日続けることによって慣れていくことが重要です。

経理業務についてもこれと同じことが言えます…

税理士などが簡単に経理業務ができるのは専門的な知識があるからではありません。

毎日同じことを繰り返しているから慣れているだけです!

慣れてくれば、必然的に効率化できるようになり、数字を読むこともできるようになります。

毎日ご飯を食べる、毎日お風呂に入る、毎日寝る、と同じことです。

ここに毎日経理するを付け加えてみましょう!

 

毎日10分だけ経理する

経理業務を毎日するとしてもどのくらいすればいいのでしょうか…

経営を管理するといっても、本業がおろそかになるほど、毎日何時間もする必要は全くありません。

会社の規模や事業内容により経理に費やす時間はバラバラですが、まずは毎日10分というところから始めることをオススメします!

毎日10分間であれば、それほど負担にもなりませんし、週休2日制であれば1週間で50分、1ヶ月で約3時間半の時間も確保できます。

そして慣れてきて効率化できるようになれば、毎日5分にしたり、3日に10分にしたり自分のサイクルに合った方法に移行して行けばいいです。

そして、もう一つポイントがあります。

それは、毎日決まった時間にするということです。

私のオススメは、朝一番に昨日の経理業務を全てやってしまうという方法です。

毎日決まった時間にすることで、より習慣化することができ、負担感も少なく済みますし、慣れてくれば朝一番に経理できないと気持ち悪くなってしまうでしょう。

そうなればもうこっちのもんです!

そこまでできれば十分に習慣化され、効率化され、数字が読めるようになっていることでしょう。

 

まとめ

今回は、経理業務を効率化させるための考え方とその方法をご紹介しました。

経理に対する考え方のポイント
  • 経理は決算書を作成して税金の申告をするためだけのものではない
  • 数字という客観的事実に基づいて経営を評価・分析・改善させるためのものである

経理をただのメンドくさい作業で終わらせてはいけません…

もっと自分の数字に執着してこだわりを持っていきましょう!

ただし、数字の読み方、決算・節税対策などについては税理士などの専門家の力を利用するといいでしょう。

経理を効率化する方法
  • 「習うより慣れろ」の精神で毎日コツコツ繰り返す
  • 毎日10分間だけ経理する

経理は少し慣れるだけでかなりの効率化を期待することができます。

経理の正のスパイラル
  1. 毎日する
  2. 慣れてくる
  3. 処理スピードが早くなる
  4. 効率化できる
  5. だんだん数字が読めるようになる

いかにしてこのような正のスパイラルを生み出していけるかがポイントになります。

経理を効率化するために必要なことは毎日10分間という小さなことの積み重ねであり、地道な努力をコツコツ続けていくしかないことを覚えておきましょう!

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