税理士に対する不満を聞くとサービス業としての意識を刺激される

 

税理士の仕事とは、お客様の会計・税務に関するあ悩みや問題を解決して適切な納税を果たしていただくためのサポートをすることである。

30代の若手税理士としてこのように考えているわけですが、税理士に対する不満を耳にするたびに意識の甘さを痛感させられることもよくあります…

税理士に対する不満
  • 税理士の対応が上から目線に感じる
  • 気軽に質問できるような雰囲気ではない
  • 専門用語連発で説明がわかりにくい
  • レスポンスが遅い、フットワークが重い
  • 決算・節税対策など有効なアドバイスがない
  • 報酬が高い
  • ITに疎い

これらはよく聞く税理士に対する不満ですが、一体どうしてこのような不満がいつまでたってもなくならないのでしょうか…

その最大の原因は、税理士をサービス業としてではなく先生業だと勘違いしている税理士が多いからです!

信じられないことに「そんなこともわからないのか!と言ってお客様を叱りつける税理士も結構たくさんいます…

しかし、私も含めた若手税理士のほとんどが「サービス業としてお客様の役に立つことがしたい!」と考えています。

今回は若手ひとりクラウド税理士として、私の税理士としての仕事に対するスタンスや考え方などについて語ってみたいと思います。

 

税理士は先生業ではなくサービス業である

税理士は先生業ではなくサービス業です。

お客様の会計帳簿・納税申告書を「作成してあげている」という時代はとうの昔に終わっています…

何もわからない素人の面倒を見てやっているという考え方では、お客様の信頼を得るどころか嫌われてしまうだけです。

専門家として提供できるサービスを提供しながら、どうすればお客様の役に立つことができるかを常に考えておかなければなりません。

また、会計ソフトの普及やインターネットの発達により、税理士による記帳代行の価値は年々低下しています…

今は記帳代行を減らして効率よく経理して、いかにしてそれ以外の付加価値を示せるかが重要になってきており、お客様が税理士を選ぶポイントにもなってきています。

しかし、税理士を先生業だと勘違いしているとそのような発想ができないため、お客様の心がドンドン離れていってしまうことになります…

先生とお付き合いを続ける理由
  • 昔から面倒見てもらっているしな
  • 税務調査で助けてもらったしな
  • 解約するって言ったら怒られるかも…
  • 今更税理士を変更するのもメンドくさい
  • どうやって新しい税理士を探せばいいかわからない

今の税理士に満足はしていないけど、このような前向きではない理由により関係を続けていることも多いでしょう…

税理士がお客様と信頼関係を築くためには、絶対にこのような想いをさせてはいけないのです!

 

お客様の信頼を得るということ

サービス業としての意識を強く持つためには、自分が提供するサービスの質を向上させることは非常に大切です。

しかし、あらゆるモノ・サービス・情報が溢れかえっている現代においては、質の向上を目指すだけでは生き残っていくのが難しくなってきています…

しかも、価値観が多様化してきたことにより、自分が考える良いサービスとお客様が考える良いサービスが必ずしも一致しないという現象も起こっています。

いいモノ・いいサービスを提供すれば売れるという時代ではなくなってしまっているのです。

ではサービス業にとってサービスの質の向上以上に大事なこととは一体何なのか…

それは、お客様と信頼関係を構築することではないかと思うのです!

このようなことを常に考えて実際のサービスとして提供していくことでしか、お客様と信頼関係を築くことはできません…

これはサービス業だけに言えることではなく、あらゆる仕事において必要な心構えなのではないでしょうか。

 

サービス業としての税理士に求められること

税理士をサービス業として考えるのであれば、お客様が求めていることをサービスとして提供していかなくてはなりません…

そのヒントとなるのが、税理士に対する不満を真摯に受け止めるということです!

税理士に対する不満
  • 税理士の対応が上から目線に感じる
  • 気軽に質問できるような雰囲気ではない
  • 専門用語連発で説明がわかりにくい
  • レスポンスが遅い、フットワークが重い
  • 決算・節税対策など有効なアドバイスがない
  • 報酬が高い
  • ITに疎い

お客様が税理士に対してこのような不満を持っているのだとすれば、それを解消していくことで信頼関係を構築するキッカケになってくれます。

税理士に対する信頼
  • 税理士と対応が親切で丁寧である
  • 気軽に何でも質問したり相談したりできる
  • 専門用語を使わずにわかりやすく説明してくれる
  • レスポンスが速い、フットワークが軽い
  • 決算・節税対策などを積極的な提案してくれる
  • 報酬と仕事のバランスが取れている
  • ITに強い、新しいものが好き

いかがでしょう…

税理士に対する不満をそっくりそのままひっくり返しただけですが、かなり親しみやすい感じになってきたのではないでしょうか。

そしてこれを見るとわかるのですが、税理士がお客様の信頼を得るためには専門的な知識・スキルはあまり必要ないということがわかります…

決算・節税対策などはできることはある程度限られているため、税理士の腕による差はあまりありません。

人として、社会人として信頼できることの方が大切なのです!

税理士はこのことを肝に銘じ、税理士を選ぶお客様は税理士選びの参考にしてみるといいでしょう。

 

まとめ

税理士に対する不満を聞くたびにサービス業としての意識の甘さを痛感させられます…

税理士は先生業ではなくサービス業であり、お客様の信頼を得ることが最も大切な仕事である。

これはどんな仕事でも同じなのかもしれませんが「提供したいもの」と「提供して欲しいもの」は全く違うものであり、ここのミスマッチがあるとお客様の信頼を得ることはできません。

そして、税理士などの士業においてはこのようなことが顕著にあらわれているように感じます…

税金のプロである税理士として、どうすればお客様の役に立つことができるかということを常に考えておかなければなりません。

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