フリーランスの経理・確定申告は何から始めればいい?【超入門編】

 

フリーランスとして起業・独立すると1年に1回絶対にやらなければならないことがあります…

それが、確定申告をして税金を納めるということです!

しかし、はじめての確定申告で何から始めればいいのかわからず戸惑ってしまうことも多いのではないでしょうか…

そこで今回は、フリーランスのはじめての経理・確定申告の【超入門編】として、税理士が経理・確定申告の基礎について解説していきます。

ゆっくりで構いませんので一つずつじっくり確認してみてください。

 

起業・独立してから確定申告までの流れを確認しよう

まずは、起業・独立してからはじめての確定申告を完了するまでのおおまかな流れを確認しておきましょう。

起業・独立してから確定申告までの流れ
  1. 起業・独立
  2. 起業・独立してから2ヶ月以内に青色申告承認申請書を税務署に提出する
  3. 経理するための資料の収集・保管を徹底する
  4. 会計ソフトに入力して決算書を作成する
  5. 翌年3月15日までに確定申告書を作成して申告・納税する

はじめての確定申告を無事に終えるためには、このようないくつかのステップを踏んでいかなければなりません…

それぞれの段階において注意しておいてほしいこと、絶対にやっておいてほしいことをお伝えしていきます。

 

起業・独立したら1度は税理士に相談する

起業・独立したら1度は税理士に相談することをオススメします!

というのも、ある程度の経理や簿記の知識があったとしても何をどうすればいいかまで理解している人は少ないですし、何よりも税金については「知らない」というだけで損をしてしまうことがたくさんあるからです…

それらの問題をフリーランスとして起業・独立して間もないうちに税理士に相談することにより解消することができます。

いきなり顧問契約をしなくても単発の相談で十分なので1度だけでも話を聞いておきましょう!

税理士に聞いておきたいこと
  • 開業届等の提出について
  • 領収書・請求書などの書類の取り扱いについて
  • 会計ソフトの選び方・使い方について
  • 税金・節税・確定申告の基本について

このあたりについて確認しておくことで、フリーランスのはじめての経理・確定申告に役立てることができるでしょう。

何事も最初が肝心、しっかりと準備して経理・確定申告の土台を作っていきましょう!

 

開業freeeを使って青色申告承認申請書を提出する

フリーランスとして起業・独立したら税務署に提出しなければならない書類がいくつかあります。

税務署に提出する届出書
  • 個人事業の開廃業等届出書
  • 青色申告承認申請書
  • 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
  • 源泉所得税の納期の特例の承認に関する届出書
  • 青色専従者給与に関する届出書

これらの届出書がどういったもので、いつまでに提出しなければならないかということについては、以下の記事を参考にしてみてください。

個人事業者・フリーランスが最初に税務署に提出すべき書類とは

2017.08.07

ただし、青色申告承認申請書については絶対に提出期限までに提出するようにしてください!

青色申告承認申請書の提出期限
  • 新たに青色申告の申請をする人は、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を納税地の所轄税務署長に提出してください。
  • なお、新規開業した場合(その年の1月16日以後に新規に業務を開始した場合)には業務を開始した日から2ヶ月以内に「青色申告承認申請書」を納税地の所轄税務署長に提出してください。

つまり、フリーランスとして起業・独立したら2ヶ月以内に青色申告承認申請書を提出しなければならないということです!

この2ヶ月を過ぎてしまうと起業・独立した1年目については青色申告の適用を受けることができなくなってしまいます…

個人事業者が青色申告をすべき理由については、以下の記事を参考にしてみてください。

青色申告の65万円控除は難しくても10万円控除だけは絶対しておく

2017.11.18

個人事業者・フリーランスの確定申告を青色申告しておくべき理由とは

2017.06.26

ここで「税務署に届出書を提出しないといけないのはわかったけど、どうやってその届出書を作ればいいの…」と思っ人にぴったりのサービスがあります!

それが、クラウド会計ソフトのfreeeが提供する「開業freee」というサービスです。

開業freeeでは、メールアドレスとパスワードを設定して質問に答えていくだけで、簡単に税務署に提出する届出書を無料で作成することができます。

だいたい15分程度で全ての届出書を作成することができますので、ぜひチャレンジしてみましょう!

開業freeeを使って個人事業者の開業手続きをやってみよう

2017.08.18

 

資料を収集・保管する

起業・独立すると、領収書・請求書などの書類がドンドン溜まってきます…

放っておくと何から手をつけていいかわからなくなってしまいますので、できるだけ早めに整理するコツを掴んでおきましょう!

理想としては毎日コツコツと経理を進めながら整理していくことですが、フリーランス1年目で慣れていないうちは、資料の収集と保管だけでも十分でしょう。

まずはしっかりと書類を残しておくということが大切ですが、せっかくなので綺麗に、かつ、その後の経理処理を進めやすいように整理することを心がけましょう。

領収書などを整理するコツ
  • 銀行振込の領収書、現金払いの領収書、カード払いの領収書を区分する
  • 1ヶ月ごとにまとめて封筒などに入れておく

このように支払手段ごとに整理しておくと、その後の会計ソフトの入力の時にとても入力しやすくなりますし、そのままの形で保管することもできます。

領収書・請求書などの書類については、法律で7年間の保存が義務付けられていますのでしっかりと保存できる状態に整理しておきましょう!

税理士がオススメする誰でもできる簡単な領収書の整理・保管方法

2017.08.01

 

会計ソフトに入力する

青色申告をして65万円控除の適用を受けるためには、絶対に会計帳簿の作成が必要になってきます!

そのためには、会計ソフトにデータを入力していかなければなりません…

会計ソフトの入力については、税理士などのプロにある程度会計ソフトの使い方を教えてもらわなければなりませんが、経理の基本的な手順を踏んでおくことが大切です。

経理の基本3ステップ
  1. お金の流れを整理する
  2. 領主書・請求書などの書類を整理する
  3. 会計ソフトに入力する

まずは、しっかりとお金の流れを整理していきましょう!

売上が入金される通帳はどれか…経費の支払いをしているのはどれか…全体的なお金の流れはどうなっているのか…

これらのことを通帳の動きを確認しながらしっかりと整理していきます。

次に、領収書・請求書などの書類を整理していきましょう!

こちらについてはさっき説明したように、こまめに整理していくことが大切であり会計ソフトへ入力する前にある程度の整理は終わらせておきましょう。

こうして通帳・領収書・請求書などの書類の準備ができたら会計ソフトに入力していくわけですが、この入力さえ終われば経理作業の8割は終わったも同然です!

あとは実際に決算書・確定申告書を作成する仕上げの段階に入っていきますので、ここまでの作業をしっかりと進めておきましょう。

そして、会計ソフト選びについては以下の3つのソフトをオススメしています。

オススメの会計ソフトBest3
  1. freee
  2. MFクラウド会計
  3. 弥生会計

これから会計ソフトの導入を考えている人には「freee」や「MFクラウド会計」などのクラウド会計ソフトがオススメです!

経理や簿記の知識がなくてもある程度は使えるようになっていますし、使えば使うほど経理を効率化できるというのも忙しいフリーランスにとって心強い味方になってくれます。

簿記などの知識がほとんどない人ならfreee、ある程度仕訳も理解できる人ならMFクラウド会計が使いやすいでしょう。

また、クラウド会計ソフト以外のソフトであれば、ネット上でも使い方などの情報が多い「弥生会計」が使いやすいかと思います…

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3月15日までに確定申告して税金を納める

会計ソフトへの入力が終了すれば、あとは決算書・確定申告書を作成するだけです。

しかし、ここからはある程度の専門的な知識を必要とするため、できれば税理士に相談するか、税務署の無料相談などを利用することをオススメします。

もし、自分で申告したいという人であれば、国税庁ホームページにある確定申告書作成コーナーを利用しましょう。

必要事項を入力していくことにより税金の計算ができるようになっていますし、数字が連動しているかチェックすることもできます。

ただし、ある程度の知識が必要であることだけは覚悟しておきましょう…

確定申告書を作成することができたら絶対に3月15日までに申告・納税するようにしてください!

期限内にきちんと申告・納税しておかないと、青色申告の適用が取り消されたり、延滞税などの罰金を支払うことになってしまいますので十分に注意しましょう。

また、フリーランスが納めるべき税金は3月の確定申告の所得税だけではありません…

確定申告の数字をもとにして、6月には住民税、8月には事業税の納税通知書が送られてきます。

確定申告が終わっても税金の支払いは終わりませんので、しっかりと納税資金を確保しておきましょう!

確定申告する時は所得税だけでなく住民税・事業税についても考える

2018.01.17

 

まとめ

フリーランスとして起業・独立すると1年に1回、確定申告をしなければなりません!

そして、毎年のこととはいえ、経理・確定申告はそれなりの負担になってしまいます…

起業・独立してはじめての確定申告を無事に終えるためにも、しっかりとした準備を進めておきましょう!

確定申告の準備
  • 1度は税理士に相談してみる
  • 青色申告承認申請書を提出する
  • 資料を収集・保管する
  • 会計ソフトに入力する
  • 確定申告して納税する

これらの準備を少しずつ進めておくことで、確定申告の申告期限間際になって慌てるということはなくなります…

フリーランスの経理・確定申告の基礎をしっかりと固めていきましょう!

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