クラウド会計ソフトを導入する本当の目的は未来の数字を予測すること

 

『クラウド会計ソフトを導入して経理を効率化していきましょう!』

freee・MFクラウド会計に代表されるクラウド会計ソフトの謳い文句です。

私もこの言葉を使わせていただいていますが、クラウド会計ソフトを導入する本当の目的は経理の効率化ではありません。

経理を徹底的に効率化してからが勝負です!

クラウド会計ソフトを導入する本当の意味について考えてみましょう。

 

経理の効率化は結果でしかない

クラウド会計ソフトを導入してうまく使いこなすことができれば、経理を劇的に効率化することができます。

使い方次第で税理士による記帳代行を完全に無くしてしまうことも可能です。

しかし、経理の効率化についてはクラウド会計ソフトを導入した結果の一つに過ぎず、本当の目的は全く別のところにあります。

 

リアルタイムの数字を確認する

『なぜ、経理は効率化すべきなのか…』

経理の目的は、正確な会計帳簿を作成して最終的に決算書・申告書を作ることですが、これだと50点。

正確な会計帳簿を如何に素早く作成して、リアルタイムの数字を確認できるかが大切です。

あらゆるもののスピードが劇的に加速している時代において、1ヶ月前の試算表の数字はあまり意味を持ちません。

今この瞬間の数字を確認するべきです!

リアルタイムの数字を確認
  • いくら儲かっているのか
  • いくらお金を使うことができるのか
  • いくらお金を残しておかなければならないのか

クラウド会計ソフトを使いこなして経理を徹底的に効率化して、リアルタイムの数字を確認できるようにしておきましょう。

 

未来の数字を予測する

リアルタイムの数字を確認することにより、その数字から未来を予測することができます。

実はクラウド会計ソフトを使って経理を効率化する目的は、ここにあります!

過去の数字を分析して行動と結果を振り返ることは非常に重要な作業です。

しかし、それを生かすも殺すも今後の計画次第であり、未来の数字を予測することが何よりも大切なのです。

そして、未来の数字の予測の精度が高ければ高いほど、将来の計画を立てやすくなりますし、ある程度コントロールすることもできます。

『経理を徹底的に効率化してリアルタイムの数字から未来の数字を予測する』

これこそがクラウド会計ソフトを導入する本当の目的なのです!

 

クラウド会計ソフトがもたらすもの

クラウド会計ソフトを導入して未来の数字を予測することができれば、個人事業者や中小企業が抱える様々な問題を解決することができます。

まずは、決算対策・納税予測からの節税対策はもちろん、個人と法人のバランスを調整して最適解を導き出すことができます。

また、1年だけでなく5年10年先の予測をすることで、より大きな戦略を立てることも可能となります。

中長期的な戦略
  • 将来的にM&Aにより会社を売却したいのであれば、節税を控えて現金を貯める
  • 親族に事業承継したいのであれば、利益を圧縮して株価をコントロールする
  • 個人事業者から法人成りしたいのであれば、必要な資金を貯める

このような大きな目標を掲げて明確にしておくことにより、戦略を立てやすくなりますし、悩んだり迷ったりしなくなります。

ただし、クラウド会計ソフトを導入しただけではここまでは難しいです。

このような戦略を一緒に考え、微調整してくれる税理士の存在が欠かせません。

記帳代行により会計帳簿を作成して申告書を提出するだけが税理士の仕事ではありません!

リアルタイムの数字をもとに未来の数字を予測することも、税理士の大切な仕事です。

 

まとめ

『クラウド会計ソフトの導入=経理の効率化』ではありません!

『リアルタイムの数字を確認して未来の数字を予測すること』が本当の目的であり、クラウド会計ソフトと税理士が果たすべき大きな役割ではないでしょうか。

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