税理士に記帳代行を丸投げすることのメリット・デメリットとは?

 

  • 毎日の経理がメンドくさい…
  • 会計や税金に関する話は難しくてよくわからない…
  • 税理士に記帳代行してもらって丸投げしてしまおう!

フリーランスの個人事業者や中小企業で経理を税理士に丸投げしていることは珍しくはありません…

しかし、税理士の私がいうのもおかしいかもしれませんが、できれば税理士に記帳代行を丸投げするのはやめてください!

税理士が記帳代行することによるメリットは確かにありますが、はっきり言ってデメリットの方が圧倒的に多いです…

しかし、このデメリットを解消しつつ、メリットも損なわない方法がひとつだけあります。

それは、クラウド会計ソフトを導入することです!

では、税理士に記帳代行を丸投げするメリット・デメリットを確認しながら、クラウド会計ソフトを導入の可能性について見ていきましょう。

 

税理士による記帳代行

税理士による記帳代行とは、通帳、領収書、請求書などの書類を税理士にすべて丸投げして、それらをもとに会計帳簿を税理士に作成してもらうことです。

会計帳簿の作成には、一定以上の簿記や消費税の知識が必要ですし、時間もかかるため税理士にすべてお願いしている事業者が多いのが現状です…

しかし、この記帳代行というシステムがデメリットだらけの時代遅れの古びたシステムになってきており、インターネットやAI(人工知能)などの技術の進歩に取り残されているということはご存知でしょうか…

 

税理士に記帳代行を丸投げするメリット

ここまで、税理士による記帳代行を否定してきていますが、2つだけメリットがあります。

税理士に記帳代行を丸投げするたった2つのメリット
  1. すべて税理士にお任せなので、とにかく楽チン
  2. プロが作成するので一定レベルの仕上がりが期待できる

すべてを税理士に丸投げしてしまうため、何もすることがなく楽であることが最大のメリットと言えるでしょう!

そして、プロが作成する会計帳簿ですから、基本的に記帳ミスなどは存在しないため、一定レベルの会計帳簿の仕上がりは期待することができます。

しかし、たったこれだけです…

税理士による記帳代行なんてそんなもんです。

 

税理士に記帳代行を丸投げするデメリット

次に税理士による記帳代行のデメリットを見てみましょう。

あまりに多すぎるため、全部をこの記事で解説することはできませんが、思いつくままに列挙してみました…

税理士に記帳代行を丸投げするデメリット
  1. リアルタイムの数字を見ることができない
  2. 決算対策・節税対策がいつも後手に回る
  3. 毎月試算表をもらっていても本当に数字が読めるようにはならない
  4. 実は税理士に提出する資料の収集は大変な作業
  5. データの入力自体は税理士ではなく、入力の担当者がしている(時にはアルバイトがしていることもある)ため、完璧な仕上がりではない
  6. 月々の顧問料の中に記帳代行料が含まれている
  7. 記帳代行をしている税理士は、資金繰り、節税、コンサルなどの本来税理士だからこそできる業務を疎かにして、帳簿屋になっていることが多い
  8. お金を払っているとはいえ、面倒な作業を税理士にお願いしているため、お客様がどこか後ろめたさを感じてしまう

いかがでしょう?

メリットを圧倒的に上回るデメリットが存在することを理解していただけたでしょうか…

そして、このデメリットの中には、経営者として絶対にリスクを負ってはいけない致命的なデメリットが存在します!

税理士にすべてを丸投げしていて報酬が高いのは仕方がない!?

2017.12.04

 

税理士による記帳代行の致命的なデメリット

税理士に記帳代行を丸投げすることのデメリットの中で、経営者として絶対にリスクを負ってはいけない致命的なデメリットとは何なのか…

それは次の3つの項目であり、これらを疎かにしていると、いつか事業を継続していくことが困難な危機的状況を迎えかねません。

税理士による記帳代行の致命的な3つのデメリット
  1. リアルタイムの数字を見ることができない
  2. 決算対策・節税対策がいつも後手に回る
  3. 自分で数字を読めるようにならない

 

リアルタイムの数字を見ることができない

税理士に記帳代行を丸投げしていては、リアルタイムの数字を見ることはできません。

なぜなら、税理士による記帳代行の流れは、

  • 毎月税理士が訪問
  • 訪問時に前月の資料を提出
  • 翌月の訪問時にその資料をもとにした数字の報告を受ける

という流れであり、報告を受けた数字は前々月、つまり2ヶ月も前の数字であるからです!

インターネットなどの技術の進歩に伴い、世の中の流れはとてつもなく速くなっています。

そうした中で、自分の事業の数字を2ヶ月遅れで確認しても何の意味もありません…

それではとても遅すぎて、適切な経営意思決定などできないのです!

 

決算対策・節税対策がいつも後手に回る

適切な経営意思決定ができないものの最たる例が、決算対策・節税対策が後手に回ってしまうことです。

これらの対策を適切に行うためには、

  • 今いくら儲かっているのか
  • いくらお金を使えるのか
  • いくらお金を残しておかないといけないのか

ということが明確にわかっていないといけません!

これらを経営者自身が完璧に把握した上で、税理士とともに適切な対策を取っていくことが本来の望ましい形であるはずですし、税理士に顧問料を支払う価値があるというものです。

 

自分で数字を読めるようにならない

税理士に記帳代行を丸投げして、その結果の報告を受けているだけではいつまでたっても自分で数字を読めるようにはなりません…

事業の内容や状態を一番理解しているのが、税理士であってはいけません。

経営者自身が一番理解しておかなくてはなりません。

そのためにも、税理士の記帳代行に頼らずに自分でできる範囲内の経理は自分でやる!ということを考えるべきでしょう。

税理士の記帳代行に経理を丸投げしてしまうと数字を読めなくなる

2018.01.16

 

クラウド会計ソフトを導入すればすべて解決する!?

税理士に記帳代行を丸投げすることによるデメリットをどうすれば解消できるのか…

その答えのひとつとして是非とも参考にしていただきたいのが、クラウド会計ソフトの導入です!

クラウド会計ソフトを導入することで、少なくとも税理士に記帳代行を丸投げすることによるデメリットはすべて解消されますし、うまく使いこなすことができれば、メリットも損なわずに済みます。

クラウド会計ソフトを導入しうまく使いこなすことができれば、

ラベル名
  • リアルタイムの数字を確認することができる
  • 素早い決算対策・節税対策ができる
  • ある程度自分で経理することになるため数字を読めるようになる

税理士の記帳代行によるデメリットを解消して、これらのことを実現することができます。

また、クラウド会計ソフトを導入することにより、会計帳簿の作成業務は劇的に効率化することができるため、より多くの時間を本業に当てることができるようになります。

税理士に記帳代行することのメリット・デメリットを考える余地すらなくなってしまうほどの力がクラウド会計ソフトにはあります。

もし、税理士に記帳代行をお願いしていて少しでも疑問をお持ちであれば、クラウド会計ソフトの導入の可能性について考えてみてください。

クラウド会計ソフトを活用して税理士による記帳代行をやめてしまおう

2017.10.12

 

まとめ

ほんの10数年前まで、税理士に記帳代行を丸投げすることはごく普通の当たり前のことでした…

しかし、一般の方でも使うことができる会計ソフトの登場により、自計化(自社で会計帳簿を作成すること)を進める事業者が年々増えてきています。

そして、ここ数年でその流れが一気に加速しつつあります。

その原因がクラウド会計ソフトの登場です!

最初の初期設定を完璧にすることができれば、ワンタッチで会計帳簿を作成することができるようになるため、新しいものが好きな若い世代や、考え方が柔軟なフリーランスの事業者の方々の支持を集めています。

税理士に記帳代行を丸投げすることによるメリット・デメリットを考えれば考えるほど、そのデメリットの多さに気がつくことでしょう。

経営者にとってこれほどまでにデメリットの多いシステムに今後も依存する必要性が一体どこのあるのでしょうか…

少なくとも私は、税理士による完全記帳代行という業務を行うつもりはありませんし、一人でも多くの経営者の方がクラウド会計ソフトを導入し、自分自身で経営を考えることができるようにサポートしていくつもりです。

サービスのご案内
新井勲税理士事務所では単発の個別相談税務調査の相談・立会いサービスも承っております。