もう税理士は必要ない!税理士をつけないリスクについて考えてみた

 

もう税理士なんて必要ない!

クラウド会計ソフトの登場により、フリーランスの個人事業者で税理士をつけないという人が増えています。

確かに事業が小規模であれば、自分で申告することは十分可能です。

しかし、税理士をつけていないというだけで、100万円単位の損をしてしまっていることが多いのが実情です。

では税理士をつけていないと、どのようなリスクを負うことが考えられるのでしょうか。

 

税理士が必要ない理由とは

税理士なんて必要ない!という理由には一体どんなものがあるのでしょう。

よく耳にする理由について考えてみましょう。

税理士が必要ない理由
  1. 自分で全部できるから
  2. 税理士の報酬が高いから
  3. 税理士に報酬を支払えないから
  4. 税理士の存在を知らないから
  5. そもそも申告をしていないから

税理士に報酬を支払えない、税理士の存在を知らない、そもそも申告をしていない、この3つについては論外です。

私がコメントする必要はありません。

しかし、自分で全部できる、税理士の報酬が高い、という理由に関しては「ちょっと考えてみて!」と声を大にして言いたいと思います。

 

税理士に仕事を依頼する意味について

自分で全部できるという勘違い

税理士が必要ない理由として、自分で全部できるからというものがあります。

フリーランスの個人事業者や小規模な法人であれば、自分で申告書を作成するのも不可能ではないでしょう。

しかし、その完成度は税理士が作成した申告書の足元にも及びません!

手前味噌ではありますが、税理士の力が及んでいない申告書を少しチェックするだけで、申告書の不備だけでなくいくつもの節税の提案ができます。

インターネットで情報を集めることはできますが、それを合理的に運用する方法がわからなければ意味はありません。

 

税理士は、納税者の税務を代理するプロの専門家です。

「とりあえず完成させた申告書」「プロが作成した合理的な申告書」には埋めようもない溝があります。

自分で作成した申告書を税理士にチェックしてもらうだけでも、十分なメリットを得ることができるでしょう。

 

税理士の報酬以上の価値とは

領収書などを整理して会計帳簿を作成する。

その作成した会計帳簿をもとに申告書を作成する。

たったこれだけの仕事をしてもらうために、税理士に報酬を支払うのはもったいない!

このような考えがあることについて理解はできます。

しかし、それ以上の価値があるのもまぎれもない事実なのです。

 

税理士の報酬以上の価値
  1. プロの仕事の効果は何年も続く
  2. 申告書の信頼が桁違い
  3. 時間

まず、税理士に仕事を依頼することにより合理的な節税をすることができます。

そして、その節税の効果は1年だけで消えてしまうようなものではありません。

節税の方法はある程度限られており、税理士の指導のもとに合理的な対策を施すことができれば、その効果は半永久的に続いていきます。

次に、税理士が作成した申告書には社会的な信用があります。

税務署に対しては正しい申告・納税ができていることを証明することで、税務調査のリスクを軽減することができますし、金融機関に対しては公平妥当な決算書が作成されていることを証明することで、融資の審査を通りやすくすることにも繋がります。

最後に、自分で申告書を作成するための時間を削ることができます。

わからないことを調べる時間、経理処理に費やす時間、一人で悶々と悩む時間、これらの時間は決して何も生み出しません。

ある程度は自分でやることも大切ですが、最終的にはプロに任せて本業に集中することをオススメします。

 

税理士を使わない最大のデメリットとは

事業を安定して継続していくためにも税理士をうまく活用することが大切です。

適切な節税をすること、信頼のある申告書を作成すること、無駄な時間を減らすこと、どれも税理士に仕事を依頼することにより得られるメリットです。

しかし、税理士を使うメリットよりも、税理士を使わないことによるデメリットを回避することの方が実は重要です。

 

税理士を使わないことによるデメリット、それは「知らないことすら知らない」ということです!

人が認識できるのは、

  1. 「知っていることを知っている」
  2. 「知らないことを知っている」

この2つだけであり、人は「知らないことすら知らない」ということを認識することができないのです。

つまり、税理士を使わないということは「会計・税務に関する情報を知らないことすら知らない」ままでいるということです。

しかし、税理士をうまく使うことにより、少なくとも「知らないことを知っている」という状態を作り出すことはできます。

税金は知らないというだけで損をしてしまうものです。

事業者にとって何よりも大事なお金を守るためにも、税理士にお金を使うという考えがあってもいいのではないでしょうか。

 

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まとめ

今はスマホでググるだけで大体のことは簡単に調べることができます。

しかし、その情報をうまく活かすことができなければ何の意味もありません。

会計・税務のようなお金に関する情報なら尚更です。

 

また、クラウド会計ソフトの登場以来、税理士不要論者が増えてきていますが、果たして本当にそうでしょうか?

  • 自分で調べるだけで税理士と同じ申告書が作れますか?
  • 自分で5年、10年という期間を想定した節税対策はできますか?
  • 納税すればするほどお金が貯まることを本当に理解していますか?

税理士と顧問契約をしろ!と言っているのではありません。

「必要に応じて上手に専門家の力を借りることも大切である」ということを知っておいて欲しいのです。

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