売上高1,000万円未満でも税務調査は来る!消費税の申告には注意してください

税務調査なんてウチみたいな小さなところには関係のない話…と思ってはいませんか?

実は、売上高が1,000万円未満でも税務調査はやって来ます!

いつ、誰のもとに税務調査がやって来てもおかしくないということを知っておきましょう。

売上高が1,000万円未満でも税務調査は来る

売上高が1,000万円未満でも税務調査がやって来ることは十分にありえます!

年間500万円ぐらいでも来るときは来ますし、年間1億円でも来ないときは来ません…

つまり、税務調査が実施されるかどうかに売上高は関係ないということです。

ウチみたいな小さなところに税務調査なんか来ないでしょ!

このように油断してはいけません…

まずは、いつ、誰のもとに税務調査が来ても不思議ではないということを知っておきましょう。

 

売上高が1,000万円未満でも税務調査が来る3つの理由

売上高が1,000万円未満でも税務調査がやって来るのには3つの理由があります。

3つの理由
  1. 消費税の納税義務の判定
  2. 売上の計上もれ・除外があるかどうか
  3. 税理士の署名がない

売上高が900万円ぐらいであれば、これら3つの理由により税務調査が来る可能性が高いです。

 

消費税の納税義務について

原則として、消費税は売上高が1,000万円を超えた2年後から納税義務が発生します…

例えば、2016年の売上高が1,200万円であれば2018年に消費税を納める義務が生じます。

つまり、売上高1,000万円というのが消費税の納税義務の判定をするためのポイントになるということです!

ここで問題です!

あなたは税務署の調査官です。

売上高990万円の申告書を見たときにどのようなことを考えますか…

答え

本当に990万円?

10万円以上の売上高がもれていたら消費税が無申告になっているかも…

納税者としての立場ではなく、税務署の立場から見たら一目瞭然ですよね。

消費税の納税義務が発生しないように売上高を調整したりしていないかをチェックするために、税務調査が実施させることは十分に考えられます。

売上高が900万円を超えてきたら売上高の計上もれなどがないかをより一層注意しておきましょう!

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売上高の計上もれ・除外について

税務署は売上高が1,000万円未満の比較的小規模な事業者については、確実に経理ができていることが少ないため、売上高の計上もれ・除外がある可能性が高いと考えています…

そして「売上高の計上もれ」については、実際に税務調査において指摘を受けることがとても多いです。

売上高の計上もれの代表例

1月に入金があったため、1月の売上高として処理をした。

しかし、実際には12月の売上高が1月に入ってから入金されたものであるため、12月の売上高として申告しなければならなかった…

この売上高の計上もれについては、税務調査があれば絶対に調べられますし、売上高の一部を隠しても確実にバレてしまいます!

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もし、売上高990万円で申告をしていて50万円の売上高の計上もれが発覚すれば、所得税だけでなく消費税についても申告をして税金を支払わなければなりません…

このようなダブルパンチを喰らわないためにも、売上高の計上もれ・除外などがないようにしておきましょう。

また、意図的に売上高を隠した場合には重加算税という非常に重たい罰金が課税されますので絶対にやめておきましょう!

 

税理士の署名がないことについて

売上高が1,000万円未満の事業者は、税理士をつけていないことも多いです…

税理士がついていれば確定申告書に税理士の署名が入るため、税務署から見てもある程度きちんと申告できているものであるという判断がされます。

しかし、税理士の署名がない場合には「確定申告書の信憑性」は下がってしまうことになります…

税理士の署名があれば税務調査は来ない!という訳ではありませんが、税理士の署名がないことにより税務調査の可能性が上がることは十分に考えられます!

税理士をつけたAさん

年間の売上高950万円、期末売掛金100万円、税理士の署名あり

税理士をつけなかったBさん

年間の売上高950万円、期末売掛金10万円、税理士の署名なし

あなたが税務署の調査官なら、AさんとBさん、どちらの税務調査を実施しますか…

私なら、売上の計上もれの可能性が高いBさんを選びます!

 

いつ税務調査が来てもいいように準備しておく

売上高が1,000万円未満でも税務調査はやって来ます…

売上高が1,000万円未満でも税務調査が来る3つの理由
  1. 消費税の納税義務の判定
  2. 売上の計上もれ・除外があるかどうか
  3. 税理士の署名がない

これらの理由により、いつ、誰のもとに税務調査がやって来てもおかしくはありません!

売上高の多い少ないということだけで税務調査の有無を測ることはできませんので、小規模の事業者であっても税務調査はある!ということを知っておきましょう。

そして、いつ税務調査が来てもいいようにしっかりと準備しておくことが大切です…

税務調査の準備
  • 正確な確定申告をすること
  • 申告期限までに申告・納税をすること
  • 領収書・請求書などの書類を保存しておくこと
  • 帳簿を作成して保存しておくこと
  • わからないことは税理士に相談すること

もし、何をどのように準備すればいいのかわからない場合は税理士に相談してみてください。

たった一度の相談だけでも全然違ってきますので積極的に利用してみましょう!

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まとめ

売上高が1,000万円未満の小規模な事業者には税務調査はやって来ない!と考えている人が多いですが、そんなことはありません…

売上高が500万円でも来るときは来ますし、売上高が1億円でも来ないときは来ません。

つまり、税務調査が来るかどうかは売上高によって測ることはできないということです!

いつ、誰のもとに税務調査がやって来てもおかしくないということを知っておきましょう。

また、売上高が900万円を超えたあたりからは以下の理由で税務調査が来る可能性が高まりますので、十分に注意しておきましょう!

売上高が1,000万円未満でも税務調査が来る3つの理由
  1. 消費税の納税義務の判定
  2. 売上の計上もれ・除外があるかどうか
  3. 税理士の署名がない
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