税務調査では税金のことを知らなかったと言っても許してはくれない!

 

税理士として税務調査の立会いをしていて、納税者が税務署に最も指摘を受けるのが「売上の計上もれ」についてです。

売上の計上もれが起こってしまう原因としては、単純な集計ミス・計算間違いであることが多いのですが、売上として計上しなければならないことを「知らなかった」という人も結構います…

この「知らなかった」という理由、じゃなくて言い訳は、税務署に対しては一切通用しません!

税務署は「知らなかった」という理由で許してはくれませんし、知らないことは専門家に教えてもらって申告してください!というのがこの国のスタンスです。

税務調査において苦しい言い訳をしなくて済むように、きっちりと集計して正確な申告を心がけておきましょう。

 

知らなかったという理由は通用しない!

これまで税務調査で指摘を受けて苦しい言い訳をしてしまう納税者をたくさん見てきました…

苦しい言い訳
  • 知らなかったから許してほしい
  • 隠すつもりはなかったから許してほしい
  • 次からはちゃんとするから今回は見逃してほしい

言いたいことは理解できるのですが、残念ながらこのような言い訳は税務署には一切通用しません!

そこには知っていたかどうかではなく、正しく申告できているかどうかという事実があるだけ…それ以上でもそれ以下でもありません。

たとえ無知によるものでも、悪意をもった故意によるものでも修正すべきものは修正しなければならないのです。

 

税務調査で一番指摘されやすいのが「売上の計上もれ」について

税務調査において最も指摘を受けやすい項目の1つが売上についてであり「売上の計上もれ」は税務調査の指摘事項No. 1ではないでしょうか…

売上の計上もれの指摘を受けるケースとしては、期末に売上として計上しておかなければならないものを実際に入金のあった翌期の売上に計上してしまっているというパターンです。

起業・独立して間もないフリーランスの方、今まで一度も税務調査を経験されていない方によく見られる間違いですが、もちろん「知らなかった」という理由を受け入れてもらうことはできません!

この国で事業活動するためには絶対に知っておかなければならないことがいくつかありますが、その1つが税金についてであり、知らないというだけで損することもあります。

その代表例が「売上の計上もれ」であり、「知らなかったは税務署には通用しない」ということです…

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単純な計算ミス・間違いは誰にでもある、次からは気をつけましょう!

単純な計算ミス・間違いは誰にでもあることです…

税務調査で指摘を受けたなら真摯に受け止めて次からはミス・間違いが起こらないようにしていきましょう!と言うことができます。

しかし「知らなかった」という理由で何百万、何千万も売上の金額を間違えることなどあり得るのでしょうか…

私は税理士なので税務署の味方をするつもりは全くありませんが、それはあまりに幼稚な言い訳であり、馬鹿げていると言わざるを得ません!

税務署がそんな大きな金額を見逃してくれることはありませんし、絶対にバレてしまいます!

「知らなかった」が通用するのは細かい税法の規定の話であり、売上・仕入・経費などの集計においてはそのような言い訳は通用しないことを知っておきましょう。

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わざと不正をしたらどうなるのか…

税務調査では「知らなかった」と言っても許してはもらえませんし、逆に税務署の調査官の印象を悪くしてしまうこともあります…

税務調査で指摘を受けて修正申告するかどうかは、正しい申告ができているかどうかで決まります。

しかし、どのような理由で申告を間違えていたのかによってその後の取り扱いが変わってきます!

単純な計算ミス・間違い
  • 調査対象期間3年
  • 過少申告加算税(追徴税額の5〜10%)
  • 延滞税
知らなかった(故意によるもの)
  • 調査対象期間7年
  • 重加算税(追徴税額の45%)
  • 延滞税

知らなかったというのはただの言い訳であり、わざと不正をしているのだとしたら、このような非常に重いペナルティが課せられることになってしまいます…

罰金だけで数千万円なんてことも十分に考えられますので、故意に不正をすることは絶対に避けなければなりません。

あまりにも手口が悪質な場合には脱税とみなされ、最悪の場合は起訴されることもあります!

税務署に対して「知らなかった」というのは「わざと不正しました」と白状しているとことと何ら変わりません…

仮に本当に知らなかったとしても税務署に対する印象は悪くなるため、厳しい調査になることが予想されます。

わざと不正することは絶対にあってはなりませんし、そのように疑われないようにルールを守って確実に申告するようにしておきましょう!

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まとめ

税務調査において「知らなかった」という理由で許してもらえることなどあり得ません!

逆に厳しい調査になることが予想されますので、そのような言い訳をせずに済むようにしっかりと確実に申告しておきましょう。

また、意図的に悪意をもって不正をはたらいたとみなされると非常に重いペナルティが課せられることになり、無駄な罰金を支払わされることになってしまいます。

税金を払いたくない気持ちは本当によくわかりますが、絶対に不正に手を染めてしまってはいけません!

正確な申告を毎年積み重ねていくことが一番の節税対策であるという意識をもっておきましょう。

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