税務調査は2種類あった!強制調査と任意調査の決定的な違い

 

あなたは『税務調査』と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

税務調査のイメージ
  • 怖い
  • お金を取られる
  • 税務署の職員が踏み込んでくる

などなど、良いイメージを持っている人は少ないでしょう。

しかし、税務調査を過度に怖れる必要は全くありません!

税務調査にまつわる正しい知識を身につければ、決して怖いものではないことを理解できると思います。

 

税務調査は2種類ある

税務調査の恐怖を克服するためには、税務調査について知る必要があります。

知らないから怖くなりますし、噂話が気になってしまって、より恐怖を煽ることになってしまいます。

 

強制調査

税務調査は怖いものであると思い込んでしまうのはなぜか…

それは『国税局の査察部(マルサ)による強制調査=税務調査』と勘違いしているからです!

国税局の査察部による強制調査とは、脱税の疑いのある納税者に対して裁判所の令状を得て強制的に行う調査です。

関係資料は押収されますし、調査を拒否することもできません。

そして、強制調査により脱税行為が明るみに出れば検察庁に告発され、刑事事件となってしまい、逮捕・起訴されることもあります。

このように聞くと非常に恐怖を感じるかもしれませんが大丈夫です。

国税局の査察部による強制調査が行われるのは、脱税額が1億円を超え、かつ悪質な仮装隠蔽工作がなされていると想定される事案に限られています。

つまり、一般の納税者には何の関係もないということです。

 

任意調査

税務調査の99%が任意調査であり、個人事業者や中小企業が受ける税務調査はこれです。

任意調査は、税務署が納税者が正しく申告をしているかをチェックするために行います。

あくまで任意調査なので、調査実施日・場所・時間などの融通も効かしてくれますし、納税者の同意なく勝手に金庫を漁ったりするようなこともありません。

イメージとしては、税務署が数年に1回定期点検に来るようなものです。

不正や間違いがあった場合には、修正申告をして税金を納める必要はありますが、強制調査のように刑事事件に発展して逮捕・起訴されるようなことはありません。

 

税務署の任意調査は怖くない

税務署の任意調査の目的は、納税者が正しく申告できているかをチェックすることです。

つまり、正しく申告していれば税務署の任意調査は全く怖くありません!

ガサ入れされることもありませんし、もちろん逮捕・起訴されることもありません。

むしろ調査に協力する姿勢を見せてさっさと終わらせてしまいましょう。

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税理士が税務調査の恐怖を煽っている!

税務署の任意調査など全く怖くないのに、税務調査が怖いと思ってしまうのはなぜでしょうか。

税務調査が怖い理由
  1. 脱税をしているから
  2. マルサが来ると思っているから
  3. 税理士が煽っているから

まず、脱税をしているから税務調査が怖いというのは論外ですが、マルサが来ると思っているのはただの勘違いであることはすでに説明した通りです。

問題は、税理士が税務調査は怖いものだと煽っていることです!

信じられないかもしれませんが、納税者に知識がないのをいいことに税務調査の恐怖を煽る税理士は確実に存在します。

なぜなら、その方が商売になるからです。

税務署を怖がる納税者が、税金のプロである税理士を頼るのは当然の流れでしょう。

また、脱税の抑止力としても有効だからです。

「そんな経費は税務署は認めませんよ」と言っておけば楽ですし、説明する手間を省くことができます。

 

本当に優秀な税理士は、不必要に納税者を怖がらせることはありませんし、なぜ経費として認められないのかをきちんと説明してくれます。

税務調査の恐怖を煽るような税理士には十分に注意してください。

 

まとめ

税務調査には『強制調査』『任意調査』の2種類があります。

これらの決定的な違いとしては、裁判所の令状があるか否かです。

しかし、脱税行為をしていなければ、そもそもマルサの調査を受けることはありません。

受けるのはあくまで税務署の任意調査なので、過度に怖がる必要は全くありません。

この機会に税務調査の正しい知識を身につけておきましょう!

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