税務調査に入られると脱税はすぐにバレます。
そもそも脱税は犯罪行為ですし、重加算税などの罰金も重くのしかかってきます。
そして、脱税行為の中でも絶対にやってはいけないことが3つあります。
税務調査で脱税は簡単にバレる
税務署の調査官が税務調査において調べるものはある程度決まっています。
そのようなよく調べられるところで脱税行為などの不正があった場合には簡単にバレてしまいます。
税務調査の目的は納税者が正しく申告できているかチェックすることです。
そして、税務署の調査官は毎日のように調査をしているため、間違いや不正を見抜く術を心得ています。
自分ではうまく隠せたと思っていても、プロの目を誤魔化すことはできません。
税金を払いたくない気持ちは本当によくわかりますが、脱税は犯罪行為であり自分で自分の首を絞めてしまいますので絶対にやってはいけません!
絶対にやってはいけない3つの脱税行為
脱税とは、故意に利益を少なく申告して本来支払うべき税金を支払わないことです。
つまり、
- 売上を少なく申告する
- 費用を多く申告する
のいずれかになります。
そして、最終的にたどり着くのが以下の3つの方法です。
- 売上の除外
- 架空経費の計上
- 棚卸資産の計上もれ
税務調査ではこのようなことがないか徹底的にチェックされますので、これらの脱税行為は絶対にやめておきましょう。
売上の除外
脱税行為の中で一番多いのが売上の除外ですが、脱税行為の中でも最も幼稚でバレたら恥ずかしい行為です!
これに関しては税務署も厳しい対応になりますし、何も言い訳できませんので絶対にやめておきましょう。
架空経費の計上
架空の経費をでっち上げる行為も立派な脱税行為です。
売上の除外よりも悪質な行為とみられることもあるので、バレたら厳しく罰せられるものだと肝に銘じておきましょう!
棚卸資産の計上もれ
棚卸資産(在庫)の計上をしない・少なくすることで利益を圧縮することができるため、棚卸資産の計上もれは脱税の方法として利用されるが多いです。
それを防ぐため税務署は、納品書・請求書・取引先などを徹底的に調べ上げます。
私の経験では小さなネジ1本まで調べられたこともあるぐらいです。
棚卸資産の計上もれは、悪意を持って在庫の調整をしたとみなされますので絶対にやめておきましょう!
税務調査などに関する噂・都市伝説を信じてはいけない
税務調査に入られると脱税は簡単にバレてしまいます。
そして、本来支払うべき税金のほかにも重加算税などの罰金を支払うことになり余計な支払が増えてしまうだけです。
こういう話をすると必ず、
- 知人は税務調査に来てもバレなかった!
- うちみたいな小さな会社に税務調査は来ないんじゃないの?
- みんなこれぐらいやってるでしょ!
なんて声をよく聞きますが、ハッキリ申し上げて税務調査を甘く見過ぎています!
このような考えをしていて実際に税務調査に入られて数千万円を支払わされるケースを何人も見てきました。
今まではたまたま税務調査に入られていないだけで、明日税務調査に入られたら脱税は確実にバレます。
そして、知人や友人の税金・脱税に関する話のほとんどは嘘や間違いだらけなので簡単に信用してはいけません!
本当に正しい情報を知るためには、その税務調査に立ち会った税理士の話を聞かないことには真実はわからないものです。
まとめ
税務調査に入られても脱税はバレないなんて考えは捨てましょう。
とくに、
- 売上の除外
- 架空経費の計上
- 棚卸資産の計上もれ
などの脱税行為は簡単に見破られますので絶対にやってはいけません。
また税務調査に関する噂話や都市伝説にも惑わされないように注意してください。